Posted by yamada on 2010/04/17 – 01:11
「Project Palm 1
」 に引き続き 「Project Palm 2
」も購入し読み終えました!
※前作の感想エントリはこちら

日本でのPalm
前作では、ジェフ・ホーキンス氏がハンドスプリング社を立ち上げるところまで話が進んでいたわけで、どうして2作目が必要なのか、若干理解出来ませんでしたが、購入し、表紙を見て納得しました!
そうでした!前作ではPalmが日本でどのように扱われたかについては全く触れられていませんでした!そうです!日本のPalmユーザーでその名を知らなければモグリに違いない、という方、J-OS作者の山田さんです!

J-OS、本当にお世話になりました!
J-OSを使っていたし、ある程度コミュニティの情報を追い続けていたのですが、山田さん本人については全く知りませんでした!
そんな自分みたいな人だと、本書を読んだら本当に驚きます。J-OSは、山田さんが文字通り人生を賭けて作っていた物だったと知ることになるのですから!
山田さんの苦悩と熱い思いから始まり、その他の開発者の思い、そして、IBMによるPalmマシン WorkPadやSonyのPalmマシン CLIEについても、その生い立ちまでたっぷりと言及されています!
イケショップモバイルプラザの店長さんの話、とか、日本人でPalmユーザなら盛り上がらないわけです!
内容も前作以上にページ数が増えて、1310ページ!
Palmユーザー必読アプリですよ!→App Storeで見る!
続きに超期待!
「あとがき」によると、その後の「最終巻」Project Palm 3 がでるらしい。本編ではなくエピローグである、ということですが、これも是非iPhoneアプリ版でも出して欲しい!期待しています!
PalmOS関連ウェブサイトの今
ちょっと気になっていくつかのウェブサイトを見て回りました。
Hacker Dude-san’s Page
http://simple-palm.com/
J-OS作者の山田達司さんのサイト
去年Palm Preを入手されたようです!元気なようでなにより!
PalmFan
http://www.palmfan.com/
今も健在!そうか、Palm PreとかwebOSで動作するアプリとかの情報はまだ有効ですものね。
CLIE
なんとCLIEのページは顕在!!!
http://www.sony.jp/CLIE/
あー、ウェブ見てると、この全部入りでスタイリッシュなPalm、PEG-TH55が欲しくなってくる!!
↑これ、カメラ内蔵だし、wifi対応だし!って、iPhone持ってるのになぁ。不思議な魅力があるよ、Palmは!iPhoneとPalm、どうやれば共存するんだろう?誰かアイディアを!!w
おまけ
p.834ですが、”Palmscape”と表記すべきところ を”Palmscpae” とtypoされている。
こういうのあとから直してアプリのアップデートとか出来るのかな?
そういうtypoの修正とかできるのが書籍アプリの特徴なのだから是非アップ デートして欲しい!
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↓ロブ灰谷氏へのインタビュー記事とか載っているらしい!Palm総決算として持っておくべきか!
↓目次を見ると”PalmPilotノートブック”という項目(p.155)がある!?
Posted by yamada on 2010/03/27 – 00:01
iPhone/iPod touchアプリで「Project Palm 1」という電子書籍アプリがあり、購入して読了しました。

Palmと私
私も当時、Palm Pilot Professionalを買い、その後2台目としてPalm Vxを買いました。
残念ながら今は使っていませんが、いろいろなデバイス、コンピュータ等を使っていても、Palmの思想と技術は素晴らしく、特にPalm Vxは名機だった!と今でも断言できます。

by Albertas Agejevas
Sony製のPalm機であるCLIEは、持っていませんでしたが、販売を停止した後、店で見る度に買っておこうかどうしようかずっと悩みました。結局金銭的な問題で買いませんでしたが、買っておいた方が良かったかな、と今でも後悔しています。そして、SonyはバージョンアップはせずともCLIEは発売し続けるべきだったと思っています。
これは面白い!!
で、この「Project Palm 1」ですが、読み始めると、いきなり深刻で重大なシーンで、ジェフがPalmの開発を決意する場面で始まります。

シナリオ関係の専門用語で「ホットスタート」という表現手法で、こういうテクニックを駆使していることからも分かるように、全体的に読みやすい文体で構成されていたり、挿絵も著者のゆるめの手書きでシリアスで堅くなりがちな頭をゆるめてくれます。
それもそのはず、この著者は日本のPalmユーザーなら知らない人はいない「パーム航空」の「機長」さんこと伊藤正宏さんです。また、これは知らなかったのですが、伊藤さんは放送作家でもあるのですね!演出に長けているわけです。
本書では、ジェフの生い立ちから会社の事情、業界の事情など膨大な調査と取材に基づいて書かれており、他では読めない内容ばかりで本当に面白い。
Palmは出始めの頃から知っていたし好きだったけど、まだ大学生だった自分には会社のこととかコンピュータ業界のことも詳しくなかった。それが今読み返して、当時の裏側はこうなっていたのか!と驚くことばかり。
Palm好きはもちろん、PDAのこれからが気になる人はもちろん、iPhoneでスマートフォンを使い始めた人とかにも是非読んで欲しい。そして、Palmとその作者ジェフ・ホーキンスの思想とか知って欲しい、と思います。
ジェフ
Palmの生みの親であるジェフ・ホーキンスについてはちょっと興味を持っていたこともあり、5年前に出ていたジェフの著書「考える脳 考えるコンピュータ」は購入して読んでいました。

考える脳 考えるコンピューター
著者/訳者:ジェフ・ホーキンス サンドラ・ブレイクスリー
出版社:ランダムハウス講談社( 2005-03-24 )
定価:¥ 1,995
単行本 ( 269 ページ )
ISBN-10 : 4270000600
ISBN-13 : 9784270000601
この本では、ジェフが本来興味があった「脳の仕組み」についてどういうことを考えているのか?が書かれており、Palmとは関係ありません。私もこの本は脳科学というか人工知能系の本として買って読んでいたので、それは期待していませんでした。
ニューラルネットワークとか、GA(遺伝的アルゴリズム)とか、解析技術とかに興味がある人は読んでみると面白いと思います。
この「Project Palm 1」で出てくる魅力的なジェフとは全く違う側面が見えてきます。
PDAとはどうあるべきか
はじめてPalmを使ったときには本当に未来が明るく見えました。HotSyncによるコンピュータとPDAの連携に触れたときの感動は今もはっきり思い出せます。
折りたたみキーボードを購入してからは、打ち合わせとかでも普通に使えました。
Palmを使わなくなったのは常にMacを持ち歩くようになったから。家でも会社でも同じMacを横に置いていたのでPDA は必要なくなったのでした。でもあの使い勝手自体は忘れられませんでした。
去年、遅まきながらiPhoneを買いPalmの使い勝手と頭の中で比較したのですが、iPhoneはPalmがそれまでのPDAに対して作った差ほどの違いはないと思いました。
ネットの接続性のみiPhoneの優位性が目立ちますが、Palmが正常に進化していたら、と想像すると、残念で仕方がない。
「ジェフ vs ジョブズ」の世界とか、もしくは「ジェフ and ジョブズ」の世界とか見てみたいですよね。
ただ、Palm PreのWeb OSはとても気になります。
auあたりから(Androidだけではなく)WebOS搭載スマートフォンも出して欲しい。
電子書籍として
全部で1279ページと、かなり読み応えがありますが、スキップ機能や目次からジャンプできる機能があるので、さくさくと読み進められます。
また、ブックマーク機能もあるので気になる言葉はメモしてブックマークしておくと良いと思います。
この第1巻はジェフがハンドスプリング社を立ち上げ、Visorを発売するところまでですが、この続きは続いてリリース中の「Project Palm 2」で読めるようです。
私も早速購入して続きを読み始めていますが、私も大変お世話になった日本語OSを作ったHacker Dude-sanこと山田達司さんの話になっているようです!
楽しんで読ませていただきます!
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↓「シンプリー・パーム」は未読。こちらも手に入れて読んでみたい。

シンプリー・パーム―理想のPDAを目指して
著者/訳者:アンドレア バター デビッド ポーグ
出版社:ソフトバンククリエイティブ( 2002-10 )
定価:¥ 2,520
単行本 ( 453 ページ )
ISBN-10 : 4797319992
ISBN-13 : 9784797319996
↓天気がいい日に外で読書したいなぁ。とか、最近の妄想アイテム。