プロジェクトの休止
最近、とあるKickstarterプロジェクトに出資(pledge)していましたが、先日金額を達成し、その直後にプロジェクトが休止されました。(プロジェクト名は伏せておきます)
私の記憶では、期限間近まで大体60%位と思うのですが、急に最高額のチケットが売れて金額達成して、違和感と、疑惑が生まれていたのです。(あ、私はreportとかしていないですし、実際にどういう出資があったのかは分かりません)
kickstarterの某案件、つい先日まで60%ぐらいだったのに、今日いきなり金額達成した。一番高価な項目に数本入った金額で達成したようで、なんか怪しい。ある企業が関係してるのは知ってるけど、結局そこが出資したんじゃないか、という疑惑が拭えない。
— octi (@octi) March 5, 2015
「クラウドファンディングを新製品発表的に使う用途も、場合によってはありなのか?なんか俺の知っているクラウドファンディングと違う。。」という残念な気持ちになっていたのですが、そのプロジェクトが、ルール違反ということで、停止(suspended)となったのです。
Kickstarterのルール
Kickstarterからは次のようなメールが送られてきました。
「A review of the project uncovered evidence that it broke Kickstarter’s rules.」
「ルール違反の証拠が見つかった」ということですので、まぁ、何かやったんでしょうね。
ルールについては、Kickstarterのページに次のようなFAQがありました。
Why would a project be suspended?
内容を読んでみると、クリエイターが自分で出資(self-pledging)してはダメ、とか、クリエイターと出資者(backer)が同じ人だとダメ、とか、運営ポリシーがちゃんとしています!
これだけ巨大なプラットフォームになれば当たり前かもしれませんが、正直、違和感のあるクラウドファンディングプロジェクトをいくつか(主に別のプラットフォームで)見ていて、方向性が変わってきているところに嫌悪感すらあったのですが、Kickstarterのこのブレないルールには好感が持てます!
プラットフォームの差別化
もちろん、クリエイター支援という方向ではなく、シンプルに資金調達系というクラウドファンディングプラットフォームもアリだとは思いますが、Kickstarterはそっちじゃない、ということですね。
Kickstarterは、他で資金調達できないクリエイター支援としてのプラットフォームとのことですので、企業と一緒に広告メディアとして間違った使い方をすると痛い目を見るということです。(今回のプロジェクトも大企業が絡んでいるので、どこに落とし所を持っていくのか?というのが気になります。。あちこちのpodcastとかでも出てたりしたし。)
クラウドファンディングプラットフォームにはいろいろなタイプが合っていいと思うので、他のプラットフォームも尖った方向に進んでいくといいんじゃないかと思います。