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映画「海洋天堂」について

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あまり映画を見ない生活の中、今年2本目の映画を見た。
ネットで評判を見て見たくなったその映画はジェット・リー主演の「海洋天堂」
ジェット・リーなのに、アクション無し、演技で勝負、そしてノーギャラでもやりたかったというその役は自閉症の息子を持つ父親
本作を見たのは数週間前ですが、見た直後と違う感情が昨日沸き起こってきたので、それをメモしておきます。

ちなみに、映画にしっとりと流れる音楽の担当は久石譲です。ホント安心感のある曲で物語への没入感を高めてくれます。

海洋天堂の概要

英題が「Ocean Heaven」となっているので、まぁ、そういう感じでしょう。日本語でも「海洋天堂(かいようてんどう)」のまま上映されています。
内容をあれこれ書くよりも予告篇動画を載せておきますので、見ていない方はまず御覧ください。

ご覧いただきましたか?
私、最初にこの予告篇を見ただけでグッと来てしまいました。。
※注意:ここから後は少々ネタバレがあります。

鑑賞直後の感想

で、映画館で見た直後は、「うーん、、」と唸ってしまいました。
★3.5/5といったところ。
悪くない。
むしろ演技とか間違いなく最高。
そう、悪くないけど、もうちょっと感動して泣きたかった。
で、どういうところが自分的に物足りなかったかと考えたら、やっぱり最期のシーンを始めとする幾つかのシーンの描写が無いこと。そこで重いシーンを書いてからカタルシスを得る、というのがエンターテイメントのセオリーだと思うのです。
そういうシーンが割とあったり、伏線もしっかり回収しなかったり。
ま、こういう感じで鑑賞直後は、ちょっと残念だったなぁ、と思っていたのでした。

今の感想

そして昨日。
近所に住むある親子がその映画を見に行ったらしいのです。
直接聞いたわけではないですし、見た後のことも聞いていません。
でもその話を聞いて、ちょっと考えました。
その親子とは、本作のように自閉症(本作に出てくるターフーよりは軽い症状だと思う)の子とその親。
私が足りないと思っていたあれらのシーンが、私が欲したように重く書かれていたらどうなっているでしょうか?
その家族とか、本作のテーマからして、おそらく沢山見るであろう同じような家族。彼ら彼女らはそのシーンに耐えられるでしょうか、見せるべきでしょうか…。
そんなことを考えるのは部外者のオキラクな意見かもしれませんが、おそらくそういう視点からも脚本とか練られているのではないかと気づいたのです。
目からウロコ。
私は映画を映画としてしか見ていなくて、しかもマス向けにどうなのか?とかどこかで考えてしまっているのはハリウッド主義というかそういうものに汚染されているなぁ、と自覚しました。
そのコンテンツを送り届けたいのは誰なのか?その人に喜んでもらえるためにはどういうコンテンツにすべきか?
これからの時代で重要となるエンターテイメントの本質を教えてもらいました。

ということで、これ以上の表現はないと思い、★5/5に格上げ。

おまけ

本作でのジェット・リーのお芝居は本当にいいんですよね。
ただ、、ちょっと申し訳ないのですが、私は途中から、ジェット・リーの優しい笑顔が山口良一に見えてしまい。。
それが集中力をそいだ、というのもちょっとありました。。;-)

いやいや、本当に似てるって!!!
山口良一って映画でもっと中心に近い人物とかやらないのかな〜?ぜひやってほしい!