Category Archives: オープンソースライブラリ

OSS Samplerに入れなかったライブラリ

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OSS Samplerの裏側

OSS Sampler 2.4がリリースできたので、たまにはこのアプリについてのブログを書いてみようかと思います。
OSS Sampler 2.4
先日リリースしたOSS Samplerでは120以上のライブラリの動作を試せるようになっています。
その際にいろいろと試すわけですが、試した全てのライブラリを入れているわけではありません。

ライブラリを選ぶ基準【1】

まず、基本的に見た目重視ですので、例えば、通信を簡単にするライブラリとか、コードを簡単に書けるようにする系のライブラリは入れにくいです(アプリ利用者がデモの動作を確認できないので)。

ライブラリを選ぶ基準【2】

それともう一つ入れられないライブラリが、当たり前ですがバグのあるライブラリです。
アプリが落ちるようなライブラリは論外です。
今回のバージョン2.4では主にサウンド系のライブラリを追加しました。
入れたものはさておき、EZAudioというライブラリがあります。
これが結構良さそうな感じでしたので試していたのですが、結局入れていません。
単純なサンプルではOKだった動作が、組み込んだ途端に挙動が怪しくなったのです。
おそらく何かしらのオブジェクトやリソースの解放等がうまくできていない様子なのです。
私自身がサウンド系にあまり詳しくないのと、それをラクにするためのライブラリを探していたので、あまり深入りしてデバッグできる時間もなかったので、削除しました。

Cocoa Controlsのコメント欄にあった次のコメントがホントそのまま参考になった感じです。
・EZAudio for iOS – Cocoa Controls
https://www.cocoacontrols.com/controls/ezaudio#comment-1439022167

CutMaster • 10 months ago

Very good component… But very buggy too… That’s sad there’s no answer on opened tickets on GitHub. I’ve planned (& started) to create several cool components such as audio plugins (compressor, 3 bands EQ…), etc but EZAudio is definitely too unstable, and have no answer from the author 🙁 Think porting my projects & components to Amazing Audio.

(拙訳)
とてもいいコンポーネントなんだけど.. だけど、あまりにバグが多すぎる..
GitHubのチケットにも返事はないし。
私は(compressorや3bands EQみたいな)クールなオーディオプラグインをつくろうと思ってたけど、EZAudioはちょっと不安定すぎた。
結局、自分のプロジェクトではAmazing Audioへの乗り換えようかと思ってる。

iOSのような変化が激しいプラットフォームにおいて、メンテされていないオープンソースライブラリはホント使えない良い事例です。
画面一つで素晴らしい!と思うサンプルも、他の画面と行き来するとバグる、ということが少なからずあったり。。

その他

他にも、ここまでライブラリが増えてくると、他のライブラリを派生して使っているライブラリとか出てきて、そういうのも両立が難しそうなライブラリは断念したりします。
という感じで、OSS Samplerの裏では、実は結構苦労していたりするのです(笑


TOWebViewController:ブラウザライブラリ

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年末に申請していたOSS Sampler 2.3がリリースされました!

今回、アプリのアイコンを変えました。(1.0をリリースしてから初めて!)
最近のフラットデザインや、マテリアルデザインの中でも違和感がないようなアイコンにしました。
osssampler-icon-changed
アプリそのもののデザインはほとんど変えていないので、一部違和感が残っていますが、こちらも今後少しずつ時代に取り残されないようにアップデートしていく予定です!

ブラウザ画面のライブラリ

今回のアップデートでは、5つのライブラリを追加したのですが、おすすめはWeb Browserカテゴリに追加した「SVWebViewController」「TOWebViewController」です。
2つ追加しましたが、結論からいうと、TOWebViewControllerのほうが良いと思います。
URL表示や入力欄は無いのでそれが必要な場合は別途用意する必要はありますが、ブラウザ画面が必要になったら、まずはこれでいいんじゃないかと思うくらいです。
OSS Sampler自身も、2.3から、github表示画面や、クレジットのウェブ表示画面ではTOWebViewControllerを使うようにしました。

UIActivityViewController

UIActivityViewControllerは、iOS6から使えるようになっている機能で、指定したオブジェクト(URLとか画像とか)を他のアプリに送ったりできるUIです。
UIActivityViewController
ブラウザの場合でしたらURLを入れて渡すだけで、アプリは他のアプリの実装を知らなくても、例えばPocketアプリに登録したり、他のアプリが勝手に拡張できる機能でとても便利です。
意外と知られていないのではないのかと思います。
さらにアプリ自身でも拡張でき、SafariやChromeに送るボタンをこの機能で実現しています。
この機能自体はSVWebViewControllerにもあるのですが、アイコンの実装方法に違いがあります。SVWebViewControllerは普通にPNGですが、TOWebViewControllerでは、コードで描いているのです!
まぁ、どちらがいいかは微妙かもしれませんが、デバイスの解像度が上がっても自動で対応できるという点ではTOWebViewControllerに軍配が上がりそうです。

ローディング表示

TOWebViewControllerの最大の特徴は、ローディング中のバーが表示されることです。
これは、ninjinkunさんが公開している「NJKWebViewProgress」を採用しています。

「Yahoo! JAPAN」アプリや「facebook」アプリでも採用されているようで、実績十分ですね!

【宣伝】というわけで、TOWebViewControllerの動作も確認できる「OSS Sampler 2.3」を是非お試しください!

armv7sやarm64に対応したOpenCVライブラリ

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iOS向けのOpenCVライブラリはビルド済みのものが公開されているのでこれを取得するのが現状ベストチョイスです。
(って、私は気づかなくて、数時間掛けてビルドして、しかも、古いバージョンであったり、対応CPUアーキテクチャが少なかったりしたものだったりして、1,2日を潰してしまいましたが…、そんなミスは私だけで十分です!orz..)

公開URLはこちら

iOS向けライブラリは、opencv-iosの中にあるのですが、今日現在では、2.4.8が最新バージョンで、直接ダウンロードできるリンクはこちらになります。

対応CPUアーキテクチャの確認

また、このライブラリの中身を調べてみましたが、armv7sやarm64にも対応していました
ちなみに、確認するコマンドはこちら。

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$ lipo -info opencv2.framework/Versions/A/opencv2
Architectures in the fat file: opencv2 are: arm64 armv7 armv7s i386 x86_64

以前、学んだコマンドがここで役立ってきました!
「lipo:複数アーキテクチャ向けライブラリを結合するコマンド « TORQUES LABS」


[OSA2013] iCarousel – 最強カードビューライブラリ

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OSS Sampler Advent Calendar 2013
「OSS Sampler AdventCalender 2013」最後の25日目を飾るのは、やっぱりこれ、「iCarousel」です!

iCarousel

nicklockwood/iCarousel – github
OSS Sampler - iCarousel1
zlibライセンスです。

カバーフローだけじゃないライブラリ!

iCarouselは「カバーフローを再現できるライブラリ」という感じで有名ですが、それだけではありません!
左下にあるオプションを開くと選択肢が出てきますが、ものすごく膨大な演出オプションを持っていて、また、細かくパラメータを調整できるのです。
OSS Sampler - iCarousel 2
カードをめくるような動きなら大体iCarouselベースで実装できてしまいます。
最初と最後をつなげる演出もサポートしていますし、「カバーフローはiOS7のデザインに合わない」と見切るのはまだまだ早いです。
カードを使うような分かりやすい演出が必要なアプリも多いので、そのようなシーンではこのライブラリのことを念頭に置いておくと実装も捗るでしょう。

メリー・クリスマス!

ということで、OSS Samplerに掲載しているライブラリの大体3分の1をこのアドベントカレンダーで紹介することが出来ました。
これからもバージョンアップで増やしていきます!
もし、探して欲しい、試してみて欲しいオープンソースライブラリとかありましたら遠慮なくお問い合わせください!
株式会社トルクスのFacebookページを見る
もちろん、アプリ開発のお問い合わせもお待ちしております!

badge_AppStore – OSS Sampler – iOSオープンソースライブラリ集
(今回紹介したiCarouselの動作も確認できます)

最後まで読んで頂いた方に

最後まで読んで頂いた方にプチお得(?)情報です。
このアプリ「OSS Sampler」の制作には調査と実装テストなどに結構時間がかかっているので、バージョンアップ時に価格が上がることはあっても、下がることはありません!
ちょっと試してみたいけど、高いなー、と思っている方には大変申しわけないのですが、今買っておくことをオススメします。:-)